タイトルをつけようもない話

 本日小6英語、中2、高校生。

中2英語はunit4の本文解説を終えた。

この教科書になってから、本文解説にかかる時間がかなり増えた。

現行の英語教科書をきっちり学習することができれば、かなりの力はつく。

ときどき、教科書準拠の授業では高校入試に対応できないと言う声も聞くのだが、それは教える側の問題だろう。

私はよその都道府県の入試問題に精通しているわけではないので、話を埼玉の入試に限るが、学校選択問題であっても、うちの塾生は現行の教科書に則った授業で対応できるようになっていく。

実際のところは、全員が全員そのレベルまで到達できていないので、大声で宣伝できるわけでもないのだが。

自分の授業の組み立てとして、基礎を徹底することは常に心がけているが、その基礎の見立てが甘くなれば、どれだけ声高に「基礎が大事」「物事の本質を捉える」と言ってもその授業にはゆがみが生じてしまうものだ。

本質を実はわかっていない者が、わからないゆえに本質を捉えたつもりになり大声で叫ぶ。

本質をわかろうとして、かえって己の思慮の足りなさに気づく者が沈黙を守る。

ときどきそんなことを思う。その差は埋めがたいように思う。