火が消えちゃったかな、の巻
本日小学算国、中3、中1理社。
中学生は定期テスト直前も直前なので、すべて定期テスト勉強とした。
無理に進んでもあまりいいことはない。進度に余裕があるからできることではあるが。
気になるのは、中3生の一部に火が消えている生徒がいることだ。
忘れ物は多い、学校の課題もほとんど手つかず、授業中の集中度も低い。
どうしてこうなっちゃうんだろうとは思うのだが、珍しいことではない。
中2が「中だるみ」と言われることがあるが、勉強から離れてしまうのは実は中3のこの時期も多いのだ。
いろいろなテストで自分の立ち位置が見えてくることもあるだろうし、夏を乗り切って学校が始まり、周囲ののんびりした雰囲気に流されることもあるだろう。
この時期ならではなのは、家の人が「私立には行かせられない」「うちは公立だけ」と言ってしまうことだ。
現実的に経済問題が絡むこともあるし、生徒に発破をかける意味で言う場合もある。
たいていの場合は逆効果だ。
生徒たちは思っている以上に自分の家のことを考えている。そこでそんな言葉を聞いても燃え上がるどころか、自分を抑えるほうに向かってしまう。
埼玉県の場合、私立高校に通うための補助金はかなりの額が出るので、公立と私立の金額的な差は(まだあるにせよ)かなり小さくなっている。
うちの塾としては、夏休み前からこうしたことを案内し、資料も配付しているのだが、なかなか浸透しないのが残念なところだ。
いずれにしても、消えた火がまた燃え上がることはほとんどない。
残念だが、ほんとうに難しい。