ちゃんと勉強しなさい、の巻

 本日平常授業は小学算国、中2、高校生。夏期講習は中3の2日目、科目は数学と理科。

中3理科は今日が初日で、予告どおり確認テストからスタートした。

理科と社会は、これから毎回確認テストをする予定だ。

そのあとは各自テキストの解き直しに取り組んでいく。質問などがあれば個別に対応していくことになる。

今日気になって話をしたのは一点。

ちゃんと勉強しなさいということだ。(「ちゃんと○○○○しなさい」って有名な辛口コラム、あるね。←タイトルをパクった?)

ここでいう「ちゃんと」というのは、基本的な勉強のしかたについて言っている。

何も見ないで問題を解いて、丸付けをして、復習をする。

こういう基本的な流れができているかどうかだ。

多かったのは、丸付け・復習の段階で、○×をつけたあとにただ赤で正解を書き写しているだけというものだ。

例えば、(1) イ とバツをつけた答の横に赤で正解が写してあるだけで次に進んでしまう。記号だけが並んでいるノートもある。

一度正解を書き込んだあとに、なぜ間違えたか、正解はどうして成り立つのか、よく読み考え、そして覚え直すものは数回書き出す、自力でできるように解き直すなど、次につながる復習をしなければならない。

そう言うと今度は、記述問題の長い答を何度も書き写して覚えようとする生徒や、数学の解答を何度も写して覚えようとする生徒が出てくる。

頭を使わず機械的に勉強しても、身につくわけではないのだ。

人は間違いから学ぶ。

しかし、その間違いを再びしないように自分で考えて行動していかなければ、結局何も学んでいないことになる。

私は勉強する機械を作っているわけではない。

ここは勉強する場所だ。

勉強することに重きを置いて生きていく場所なのだ。

勉強し、失敗し、学び、そして成長していく若者とともに生きている。

機械が勉強するのではなく、頭を使って試行錯誤して育つ若者が勉強する。そういう場所で私は毎日生徒たちと向き合っているつもりだ。