ものたりないもどかしい

 本日中3日曜受験講座。

いつものメニューをこなしていく。

国語も英語も数学も。

勉強に取り組む生徒たちの姿を見るとまだまだ物足りなさを覚える。

この時期だから、受験生らしさとかそういう類いの話ではない。

もっと単純な勉強への取り組み方だ。

こちらの指示を守る、居眠りをしない、そういった本当に基本的なことから、特に数学で問題の解答をきちんと記述することなどのあれこれ…。

能動的に、主体的に、と大人はよく言うし、きれい事のように生徒たちの中では言葉が流れてしまっているのかもしれない。

では、能動的とか主体的とはいったい何なのか、口にする大人もそれを聞き流す生徒たちも、本当に考えたことがあるのだろうか。

おまえにその答があるのかと問われれば、私も言葉に詰まるのかもしれない。

ただ、単純に、目の前の中3生に言えるのは、まだ力がつくような勉強の取り組みにはなっていないということだろう。

力がつくような勉強のしかたについても、ずっと、毎回のように伝えているつもりでいる。

つもりだからダメなんじゃないかといわれればそれまでだし、伝えただけで変わることなんかないのもわかっている。

そのとおりやればすぐに成績が上がるというような甘いことは言うつもりもないが、もっと力がつくんじゃないか、そう思えてならないし、それだけの可能性を秘めているように見えるだけに、目の前の生徒たちの姿を見ると物足りなくなるし、ほんとうにもどかしい。