慌てず進める
本日小学算国、中3。
小学生の計算トレーニングは今月は割り算。
かけ算が速くても、その逆算とも言える単純な割り算がさっとできない小学生は思いのほか多い。
割り算が苦手という生徒自体はけっこういるものだが、その中でも、かけ算の逆算タイプの割り算と引き算に弱点を抱えていることが多いものだ。
桁数が多かったり、小数が出てきたりするところで苦手と言い始めても、実はその根っこにある弱点は見過ごされていて、対処療法のような感じでやり過ごされているケースもある。
うちの塾の小学生算数が今のように、個人ごとの弱点克服に重きを置くようになった理由は、こうしたところにもある。
学校の成績が良くても、実は前学年までの内容の理解度が低いこともよくあって、そうした生徒は自分のプライドが許さないのか、退塾してしまうケースもあるにはあるが、それはそれ。
岡島学習塾は、空っぽのプライドでやっていけるような塾ではない。
本当に実力がある生徒は、自分の弱点ときちんと向き合うことができる。その弱点を克服すれば、さらに高いレベルに到達できると(意識的にか無意識的にか)わかっているからだ。
無論、生徒自身ではなく、親自身が我慢できないケースも少なからずある。これも塾としては割り切って考えるしかないのかもしれない。
いずれにしても、ここでは算数のことを述べたが、国語に関しても、岡島学習塾の小学部は、特効薬にはならないと考えたほうがいい。
じわじわ効いてくるタイプの漢方薬みたいなものだ。
慌てずひとつひとつ取り組んで、やがて成長を遂げていく小学生の力強さが、岡島学習塾の小学部の源流となる。
一直線に伸びていくわけではないから、くんずほぐれずあれこれやっていて、なかなかもどかしいときもあるのだが。